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2010年1月12日 (火)

ポール・スミザーさんの取材と講演

昨日、札幌市中央区のエルプラザで、ポール・スミザーさんの講演会(主催:さっぽろ花と緑のネットワーク事務局)が行われました。ポールさんのお話しに、笑いながらも勉強になったという人はとても多かったのではないでしょうか。

私は前日、新千歳空港までお迎えに上がったり、当日午前中にインタビューの時間を頂いたりしました。2日間お話を聞いて感じたのは、ポールさんのお話の根底にあるのは、「植物の力を信じようよ、それを引き出すためにできることをしようよ」と言うことではないかということ。そのためには同じものばかりを幾何学的に植栽せず、ランダムに自然に植えたほうがいいし、肥料も無駄にたくさん与える必要はないし…。
そして、それがわかれば植物を育てるノウハウもシンプルになりますね。特にポールさんが重ねておっしゃっていたのは、「植物はこういう風に管理するべき」といったノウハウに、きちんと納得できる理由がない場合が多いのではないかということ。しかも初心者には、ソウしないと植物がダメになってしまうかのような印象を与えて、やる気をそいでいると言うこともおっしゃってました。例えばこの植物はこういう土の配合じゃないといけないとか、鉢底石は絶対必要とか、剪定は上から何番目の枝の外芽の上じゃないといけないとか。でも実際にソウじゃない管理をしても、実はあまり困らない。むしろよく育ってくれる場合もある。

この1〜2年、私自身思っていることですが、庭や植物は100%の完成度を目指す必要はないのではないのでしょうか。だいたい70%で十分ではないか、と。
日本には盆栽やキク展のように、1鉢の完成度を最大限に上げるという文化がありますが、何十、何百株もある庭でそれを求めるのは自ずから無理がありますね。むしろ手入れに追われて庭を見る、楽しむ余裕もないです。だから1株は多少虫に食われようがちょっとうどんこ病がついていようが、あまり気にしなくてもいいんじゃないかなあと思います。ポールさんの講演会でも、「自然の森に100%病害虫の被害のない葉っぱはないよ」とおっしゃってましたね。
そういう意味では、これからは100%の完成度を目指す手入れ方法より、だいたいでいい手入れ方法を、MyLoFEでもご紹介していかないといけないと思います。

その方が初心者の方の意欲をそがず、植物に親しむ人も増えるのではないでしょうか。そのお役に立てたらと思います。

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