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2023年2月

2023年2月24日 (金)

真冬の「さっぽろラウンドウォーク」に挑戦!

真冬の札幌で、「さっぽろラウンドウォーク」冬のツアーに参加してきました!

寒いのが苦手&インドア派の私にとって、札幌であっても野外でスノーシューを履いて雪の中を歩くのはなかなかな「冒険」です。

都会と思われがちの札幌ですが、すぐ近くに自然があり、キタキツネやエゾリス、たまにヒグマが出てきてニュースにもなります。バスで野幌(のっぽろ)森林公園に着くと、とつぜん冬の森が目の前に現れてきました。

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ここからスノーシューを履いてスタート。

瑞穂口から瑞穂の池園地、北海道開拓の村までの約1.7㎞をゆっくり歩きます。ヒグマも冬眠中?でもプロのガイドが一緒なので安心です。

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案内してくれるのは、大雪山自然学校代表理事の荒井一洋さん。冬の森を歩く楽しみ方を教えてくれます。

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野生動物の足跡、樹木のようす、木の芽からも様々なものが見えてきます。

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ただ歩くだけではなく、プロのガイドのお話を聞きながらなので、小さな感動を覚えたり知識を得たりと楽しめます。

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草花などがない真冬でも見どころがあちこちにあるということも荒井さんのおかげでよく知ることができました。

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瑞穂の池園地にて休憩。この日は天気もよく、真冬日で気温は低いのですが、歩いているせいで体がぽかぽかして持ってきたカイロを使うことがありませんでした。

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また、スノーシューで雪の中を歩くのは、むしろ街の中で凍った雪道を転ばないように歩くより、ずっと歩きやすいものだと実感。意外と楽に歩けます。

休憩のお楽しみは、おやつタイム。

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チョコレートやお菓子をいただき、ホットカルピスを作ってもらいました。

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雪の中でいただくホットカルピスは、びっくりするほど美味しかった!

さらに歩きながら、地形などからこの地のなりたちをきき、まるで「ブラタモリ」のように歴史と地理を楽しみつつ、北海道開拓の村に到着。

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昼食は開拓の村にある食堂で、開拓にちなんだ「屯田兵定食」というのをいただきました。道民ソウルフードのイモもち、サケと昆布のごはん、味噌おでんなどがセットになったもの。

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味噌おでんは、ただいま発売中の「北海道生活」冬号の連載「ほっかいどう厨房」で紹介されている、北海道ならではのおでんスタイル。甘だれをつけた、これかー!と北海道版「味噌おでん」との出会いにもちょっと感動しました。

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札幌市内に自然豊かな大きな森があること、真冬に歩くとさまざまな発見があること、雪の中を歩くのはなかなか楽しいということを発見した一日でした。

「さっぽろラウンドウォーク」は、「京都一周トレイル」や「広島湾岸トレイル」などで人気の都市郊外を歩いて楽しむロングトレイルコースを、札幌でも取り組んでいるもの。自然を楽しむ里山コース、街を眺める山手コース、歴史と文化の田園コースなど全長140㎞ものコースになるそうです。

2023年4月以降にオープン予定というので、詳しくはHPをチェックしてくださいね。

公式HP:さっぽろラウンドウォーク https://sapporo-rw.com/

(編集長)

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2023年2月18日 (土)

2023年「道産ワインの夕べ」開催!

2023年2月16日(木)に、ロイトン札幌にて「北を拓く道産ワインの夕べ」が開催となりました。

コロナ禍を経て、久々の開催です! 名物シャンパンタワーも、北海道のスパークリングワインでお祝い♪

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「北海道生活」でワイン特集を組んだのが2019年のこと。その後、コロナ感染が国内で猛威を振るい、お店でもワインが飲めなくなったり、ワイナリーに遊びに行けなくなったり、何かと受難の年月がようやく過ぎようとしています。

この間に新しいワイナリーも続々誕生しており、取材に行けなかったので、ここ札幌に一堂に会するのは大変ありがたい機会です。

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十勝まきばの家にワイナリーが誕生。この「十勝まきばの家ワイナリー」ではナイアガラ「翠嵐(すいらん)」を試飲。ナイアガラをイメージする甘いワインではなく、酸がしっかり立ったワインでした。

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以前「北海道生活」で10,000円のぶどうジュースを紹介したブドウ農家「相澤農園」でも「相澤ワイナリー」を立ち上げ、無濾過タイプの赤ワインを3種用意。「龍之介」というのは相澤さんの息子さんの名前なのだそうです。

新しいワイナリーに会える楽しみもありますが、何より、これまで取材してきたワイナリーの方々に久しぶりにお会いできるのはこのうえない喜びです。

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「さっぽろ藤野ワイナリー」ではデザインを一新。なんと醸造家の村本さんの奥様が描いたイラストだそうで、とてもすてきなラベルになっていました。

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「OSAワイナリー」の長さんとも、久しぶりにお目にかかることができました。

冬の開催なので、多忙期にかさならず、ワイナリーの方に直接お会いできるのがうれしい。取材はどうしても多忙期(ワイナリーや醸造の風景を撮影したい)になるため、冬のこの時期の方がゆっくりお話しができます。

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「ふらのワイン」では、創立50周年を迎えるにあたり、新商品「Infinity」をリリース。これはうまい!と、おかわりしてしまいました。北海道のワインの歴史は戦後からとなりますので、これからも続々と50年を迎えるワイナリーがあるそうです。

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「北海道ワイン」も来年で創立50周年。3月に発売の新商品2種も、一足先に試飲させていただきました。長年ワインづくりを手がけてきたからこその、実力がみなぎる味わい。発売が楽しみです!

あわせて計27社のワイナリーが出展し、自慢のワインを提供した「道産ワインの夕べ」。ワインが楽しめるのはもちろん、ワイナリーの人々、ソムリエや関係者のみなさん、そしてワインを愛する人々と語らいあえる幸せをつくづく感じました。

会場中央ではブッフェで料理が出ていたにもかかわらず、うれしくてワインだけ飲んでお話ししていたら2時間があっというま。

最後は酔っぱらってふらふらになりながら会場を後にしました(笑)

北海道にあるワイナリーは、今や50カ所以上。そして、北海道産のブドウ100%を使ったワインだけが産地に北海道と記載できる、地理的表示「GI北海道」のワインも続々と認定されています。

質量ともに充実していく北海道のワイン。その銘柄やワイナリーをもっと知りたい方は、こちらのWEBサイトをご覧ください。

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2023年2月17日 (金)

「北のハイグレード食品2023」グランプリ発表!

2月15日(水)、札幌パークホテルで「北のハイグレード食品2023」発表セレモニーが開催されました。

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北海道の美味しい食材に、さらに手を加えて加工した「食品」の中でも、素材の活かし方やコンセプト・ストーリーが突出して素晴らしいのが「北のハイグレード食品」。

バイヤーやシェフなど、食のプロによる厳正なる審査により、今年は過去最多の22品が「北のハイグレード食品2023」に選ばれました!

22品目もあり、試食会はホテルブッフェのようにたくさんの食品が並んでおりました。その中でもいくつかをピックアップ。

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北竜町・北竜振興公社「一番しぼりひまわり油」は生食も可能ということで、バゲットにつけていただきました。オリーブオイルよりもクセがなく、、ナッツフレーバーとコクのある風味で、たしかに生のままで十分に美味しかったです。

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新ひだか町・あま屋「日高昆布ねりこみ蕎麦 日高の風」は、北海道産100%の蕎麦粉と小麦粉に日高昆布を練り込んだ極細麺。昆布が入っているので、ほのかにとろみを感じるのどごしがありました。

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幕別町・折笠農場「ORIKASA オーガニックマスタード」は、十勝で有機マスタードを生産し、希少品種さやあかねを使用した有機じゃがいも酢、塩だけを加えた日本初の純国産オーガニックマスタード。

なんと、ハンガリーの食べる国宝といわれるマンガリッツァ豚のハムにつけて提供されました!

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こちらが十勝・折笠農場の折笠健(ますらお)さん。以前「北海道生活」で取材させていただいたので、久しぶりにお目にかかりました。同じ十勝の仲間がつくっている「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」を使って提供するあたり、十勝の食の底力を感じます。

今回受賞した22品目は、次号「北海道生活」春号にてすべて掲載、ここでは一部をご紹介します。

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千歳市・肉の山本「北海道 長沼ひつじ たれ付」は、以前「北海道生活」でもご紹介した長沼町で地元産の米粉を与えて育てられた羊肉。脂のりがよく、ほんのり甘いコク深い味わい。「生ラムのたれ」が付いているので、ご自宅で美味しいラム肉が味わえますよ。

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洞爺湖町・工房 帆「【淡雪50g】カムイ・ミンタルの塩」は、噴火湾(内浦湾)の海水を薪でじっくり焚き上げた塩。結晶がやや大きく雪のようで、甘みもほんのり。ちなみに写真右の小皿は私物なのですが、北海道の作家さんのうつわで、この塩を盛りつけるのにぴったりでした。

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今回は乳製品の受賞が多く。中でも清水町・宮地牧場「宮地牧場のグラスフェッドバター」は、安心安全な牧草だけを食べて育った牛のミルク「オーガニックグラスフェッドミルク」を、低温殺菌法によりバターに。保存料・着色料など添加物不使用の無塩バターで、有機JAS認証を取得したハイグレードなバター。いわゆるバターのこってりした重さがなく、さらりとしていて爽やかな旨みと風味があります。

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また今回は、お酒の受賞も多かったです。小樽市・北海道ワイン「鶴沼ゲヴュルツトラミネール」は、私が昔から大好きなワインで、まだ受賞してなかったのかと意外になったほど。すでに数々の賞を受賞しているのでご存知の方もいると思いますが、香りがよく華やかな鶴沼ワインを代表するワインのひとつです。ゲヴュルツトラミネールは北海道で1973年に初めて導入した品種で、アルザスワインでも使われている品種です。

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七飯町・箱館醸蔵「郷宝 特別純米酒」は、北海道の水田発祥である道南・大野平野で栽培された「きたしずく」を使い、横津岳の伏流水で仕込んだ淡麗旨口な純米酒。「北海道生活」でも取材したことがありますが、地元に酒蔵をつくりたいと七飯町の酒店「冨原商店」が長年の夢をかなえ、2021年に誕生した新しい酒蔵。すでに実力派日本酒の仲間入りです。

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話題になっていたのが、北海道では珍しい米の焼酎。いまや北海道日本ハムファイターズの新球場で知られる北広島市は、寒地稲作発祥の地。
ここで栽培された「赤毛米」という米を使った焼酎「赤毛米焼酎1873」は、ほかにはない新しい焼酎。香りが強く、アルコールも40度というつよさ。ストレートでいただいたときはクラッときてしまいましたので、ぬるめのお湯割りだとすいすい飲めそうです。

さて、セレモニー当日は、審査員の選考講評と北海道副知事による祝辞が述べられました。

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委員長の「食彩創研」取締役・浅野裕紀さんは、「今回選ばれた22品は、いずれも北海道の食材を活かした力づよい商品でした。味わった印象がつよく伝わり、パッケージからもつくり手の想いが伝わってきました」と高評価でした。

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北海道副知事の土屋俊亮さんは、「ハイグレード食品も通算204品目となり、今回も高い品質・ストーリー・パッケージとも素晴らしいものが選ばれた。海外でも注目度が高く、オンライン販売やふるさと納税返礼品などにもどんどん使われている。これからも北海道のブランド力向上に寄与してほしい」と喜びを語りました。

お二人からそれぞれの最後の言葉で、審査員のお一人で、レストラン「capri capri」の塚本シェフが急病のため逝去されたことを大変残念がっておられました。

「北海道生活」でも道産食材を使ったイタリア料理の紹介で何度も取材させていただきました。毎年「北のハイグレード食品」選考会の際にお目にかかり、今回も取材時にお話しさせていただきました。

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印象に残った言葉は、今回の受賞に選ばれなかった商品についてです。

「こんなにいい材料を使っていて、"旨みの固まり" なのに、なんで添加物を使っているんだろう。もったいない」。

なんでも無添加がいいという意味ではなく、旨みで勝負できる素材なのに、そこに添加物を使ってしまっていることを残念がっている言葉でした。美味しい美味しいとほめることは誰にでもできますが、北海道の食材を理解し、きちんとした視点をもち、だめなものはだめといえる確かな意見をもった素晴らしい料理人の方でした。謹んでお悔やみ申し上げます。

浅野委員長からも「今回は選ばれなかった、惜しい商品もあった。さらに改善・工夫をしてもらいたい」とおっしゃっていましたが、選ばれたものだけを評価するのではなく、選ばれなかったものからも学ぶことはあります。

私も個人的に「これはうまい!」と思っても選ばれていなかったものがあり、今回出品された95品のうち、選ばれた22品よりももっと多くの商品が選から漏れています。しかし、それらも北海道の美味しい食品として推薦されてきたものばかりなので、ポテンシャルは高いはず。敗者復活戦も楽しみにしています。

もちろん、これからの新商品も楽しみです。

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「北のハイグレード食品2023」は、3月3日全国発売の「北海道生活」春号にて22品目すべてを一挙にご紹介。

さらに受賞商品は「北海道どさんこプラザ」札幌店ほか各店でも順次発売予定というので、個人的にも買いに行きます!

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2023年2月 3日 (金)

北海道の和紙工房「紙びより」が移転オープン

ただいま発売中の「北海道生活」冬号で、読者プレゼントをご提供いただいた「蝦夷和紙工房 紙びより」

北海道の和紙職人・東野早奈絵(とうの さなえ)さんの代表作「ゆきふみ」は、北海道の真っ白い雪に足あとが付いた、とても心あたたまる、かわいいカードです。

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東野早奈絵さんが営む工房が、札幌から江別市に移転オープンしたそうなので、行ってきました!

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江別市のJR大麻(おおあさ、と読みます。古来から縄や織物に使われていた天然素材で、昔は北海道にも自生していたようですね)駅から車で5分くらいの住宅地。

工房はギャラリー&ショップを併設した、三角屋根の一軒家です。

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中に入ると、ゆったりした空間に東野さんの和紙が展示されています。

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広い空間なので、大きな作品、たとえば壁に飾れるようなものなども展示できるようになったそうです。

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中央のテーブルには、一枚一枚ていねいに手すきされた和紙が買えるようになっています。中にはハルニレ、とうきび、など北海道の素材でつくった和紙も。

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特に北海道の植物でつくった和紙を「蝦夷和紙」として手がけた東野さん。これまで様々な素材にチャレンジしてきました。その独特の風合いは、やはり目の前で見て確かめないとわかりません。

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「いと恋し」シリーズは、紙すきの際に糸を入れて、まるで一筆書きのように描いたもの。

全く同じものは一枚もない、手すき和紙だからこその作品ですね。

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アクセサリーコーナーでは、ピアスやブローチ、髪飾りなどを販売。干菓子をかたどった和紙のピアスが素敵でした!

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訪れた季節は冬、和紙の雪ダルマ「すのーまん」など、かわいい小物にも出会えます。

東野さんがお一人で制作、そして展示販売している工房&ショップ・ギャラリーですので、定休日以外にも臨時休業があるそうです。訪れる際には事前にご確認くださいね。

「さっぽろ雪まつり」期間は、大通公園6丁目会場で出店しているそうですよ。→2月のスケジュール

蝦夷和紙工房 紙びより

住所: 江別市大麻園町7-9
交通: JR大麻駅より車で約5分
電話: 011-803-0404
HP: https://ezowashi.com
営業: 木~日曜・祝日 10:00~17:00
定休日:水曜(イベント、出張などにより臨時休業あり)→詳しくはHPへ

(編集長)

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