「第10回世界料理学会 in HAKODATE」レポート【スピンオフ】
「世界料理学会」のスピンオフ企画は学会終了後、函館市内3カ所で行なわれました。体が三つほしいところですが、その中の一つに参加。
歴史的建造物を活かしたカフェ「Cafe & Deli MARUSEN」で行なわれたトークイベント【お料理とパンの美味しい間柄】。
まずは料理人たちの対談から始まります。司会は深江園子さん。
音羽 和紀さん(宇都宮/オトワレストラン)、赤間 善久さん(塩竃/シェ・ヌー)、齋藤 毅さん(秋田/ストーブプラス)、いずれも学会の常連です。
料理人たちのお話を聞きながら、シェフの料理やパン、函館周辺のチーズ職人のチーズを試食するというもの。
まず登場したのは、赤間シェフのスペシャリテ、塩だけでつくるスモークサーモン。実は今回のメニューになく、直前に内容を知った赤間シェフが急きょ提供してくださったのでした!ありがとうございます!
合わせるパンは、「ヒュッテ」木村親方がそれぞれの料理に合わせたパンをあてます。
生ハム(レストランバスク)× パン・オ・コンプレ65
パテ・ド・カンパーニュ(オトワレストラン)× パン・ド・カンパーニュ
煮込み(レストランバスク)× パン・ド・カンパーニュ
上記は二つともパン・ド・カンパーニュですが、それぞれ料理に合わせて配合を変えているそうです。
木村親方も遅れて登壇。パンを焼き、学会の準備をし、このスピンオフの準備もあるので大忙しです。
次は道南のチーズ職人がつくったチーズとパン。
写真右から、ペレ(八雲/小栗チーズ)×ミルヒブロート、チェダー(函館/アルパージュ)×パン・オ・コンプレ65、ガロ(七飯/山田農場×プンパニッケル)
ここで、今や珍しい深谷シェフと木村親方の対談。学会で登壇される機会はなかなかないため、貴重な時間でした!
パン職人が料理と合わせるためにつくるパンと、料理人が料理のひとつとしてつくるパン。
そのアプローチも考え方もまるでちがい、お二人のセッションがおもしろかったです。
デザートは秋田「ストーブ」齋藤 毅さんによるチーズケーキとシュトレン2種。
これまで学会の常連として料理人たちと交流してきた齋藤さんですが、
「シェフがアーチストだとしたら、パティシエはアルチザン(職人)」との持論を展開。
シュトレンは今やパン屋さんでもスイーツ店でもおなじみのクリスマス菓子ですが、パティシエが作るとこうなるのか!と感動しました。
これは後で木村親方から聞いた話ですが、パン屋さんは小麦ありきで考えるのでパティシエとは発想がまるで違うとのこと。
料理人とひとくくりでいっても、料理の種類だけではなく、様々なジャンルがあり、その奥深さも感じたひとときでした。
夜まで場所を変えて進んだ函館の料理学会、翌日の2日目の朝へと休まずつづきます。
(編集長)
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