仁木町のワイナリー&レストランがリニューアル!
仁木町(にきちょう)といえば、北海道を代表する果樹地帯のひとつであり、余市町とともにワイナリーが続々増えているワイン産地でもあります。
ここに誕生した「Niki Hills Winery(ニキヒルズワイナリー)」も、2019年11月に発売した北海道のワイナリー特集でご紹介していました。
その後、ガーデンやレストランがオープンという話は聞いていたのですが、このたびレストランが新しくなったというので、ようやく初めて行ってまいりました!
JR仁木駅から車で数分、高台にある素敵なワイナリー。ここに、「アペルシュ(洞察)」というレストランがオープン。
まだ少し雪が残っていましたが、緑も徐々に見えてきて、畑を見下ろしながらワイングラスの数を楽しみに……メニューにペアリングされているというので期待が高まります。
シンプルなメニューを開くと、そこには……メニューがありませんでした。シェフの詩、ポエムが書かれているのです。それは、五感に響く料理、だけでなく第六感にも響くようにという思いを込めて。
そして、小さなお菓子があると思いきや、それはアミューズだったのです! しかも、もなか!!
まずは泡で乾杯、「HATSUYUKI Sparkling 2015」をいただきながら、サクッと最中を口にすると、あんことフォアグラが!
「カムカムエブリバディ」の安子さんもびっくりな一品です。アミューズというと驚かされるのが常ですが、これは全くの想定外でした。
お次は前菜、「初夏の日盛り……」という一文(あまりネタバレしてはいけないのでこのへんで。
このワイナリーにはプロのガーデナーが手入れしたガーデンも有名なのですが、まさに一輪の花が皿の上に咲いておりました。
次はソムリエが仕上げる白樺の燻製、目の前で白樺の皮をくべると、ふわりといい匂いがただよいます。
新しくやって来た醸造家の方が「ワインの香りを楽しんでほしい」とおっしゃっていたので、まさにワインと料理の香りのペアリングも楽しめるというわけです。
オープンからようやく自社ブドウもどんどん育ってきて、これからは自家産シャルドネやピノノワールがますます味わえるとのこと。このときも「Chardonnay Pinot Gris 2018」の濃い目の白ワインがバッチリはまります。
春を感じさせる山菜やクスクス、ほろ苦さもわくわくする一皿。こちらには「HATSUYUKI Estate2020」のキリッとしたケルナーとぴったり。個人的にはアスパラとケルナーのペアリングが大好きなので、合うに決まってると膝を打ちました。
そこへ今度は、魚料理にあつあつのソースをかけて仕上げる一皿が。
複雑に構成された素材が、口の中でひとつになり、ここへワインをひとくち。楽しいです。
お肉料理には、音楽の調べがヒントになっているのですが、それもネタバレしないようにお楽しみ。
合わせる赤ワインは「YUHZOME 2019」という最高級ワイン。いただいていいんでしょうか、とドキドキしながら、おいしくいただいちゃいました!
しっかりしたミディアムボディで、深い余韻が残るタイプ。お肉はもちろん、カリッとあがったトリュフのコロッケ(といってしまいましたがメニュー名がないのでご容赦ください)とも相性抜群です。
最後はデザート、私には先日道東取材で見かけたタンチョウを思い出しましたが、鳥が羽ばたいているよう!
デザートワインほど甘すぎない、「HATSUYUKI LATE HARVEST 2016」とともにしっかりいただきました。
こちらのレストランは、ランチ・ディナーとともに完全予約制。そしてシェフの正体は?ソムリエさんや醸造家のみなさんはどんな人たち?
それは次号「北海道生活」夏号にて、しっかりチェックしてみてくださいね♪
本日はここまで~♪
(編集長)
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