北海道博物館 第5回特別展「アイヌ語地名と北海道」開催中!
北海道の地名は多くがアイヌ語に由来します。「北海道博物館」では現在、その地名に注目した特別展示を開催中で す。
先日、一足先に貴重な資料を拝見させていただきました。
地名って、人と土地との関わりそのものなんですね。
和人が蝦夷地に入ってきて「ここはどこ?」ってなったとき、だいたいの場所にはアイヌ語による名前らしきものがあったのだそうです。
とはいっても、アイヌの人は書き言葉を持っておらず、それをアイヌの長老に聞いたりして、何とか記録したのが和人なので、呼び方や意味が江戸時代からもうすでにわりと曖昧な ものにはなっていたようです。
その後、本州からの開拓民を呼び寄せようにも、地名のない場所じゃちょっとね・・・ということで北海道の内陸にもどんどん名前がつけられていきました。
ちなみに小樽の「銭函」という地域の名前は、ニシン漁で銭がザクザク儲かっていたため、銭の箱に由来する、と言う説があります。この話は地元ではけっこう有名な話なのですが、この説も実は諸説あるなかの一つに過ぎないのだそうです。
また今回の企画はちびっ子づれでも楽しめるように工夫されています。しりとりやふくわらいで、楽しみながら地名に親しめるようになっています。
今回は、前期・後期を通して、国宝6点、国指定重要文化財33点を含む約100点もの資料が展示される必見の特別展!
北海道博物館のスタッフの方々が、普段はなかなか見られない貴重な資料を集めまくったまたとない機会です。
これを逃したらたぶん次は二度とありませんので、ぜひ足を運んでみてくださいね(^^)
(kana)
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北海道博物館
第5回特別展「アイヌ語地名と北海道」
【会期】
2019年7月6日(土)~9月23日(月・祝)
・前期:7月6日(土)~8月25日(日)
・後期:8月27日(火)~9月23日(月・祝)
【時間】9:30~17:00(入場は16:30まで)
【休】月曜(7/15、8/12、9/16、9/23は開館)、7/16(火)、8/13(火)、9/17(火)
【料金】※特別展のみ
一般1,000円、大学生・高校生350円※高校生は土曜日は無料
【会場】北海道博物館2階 特別展示室
http://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/
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