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2018年8月 1日 (水)

北海道150年&おおば比呂司のW記念メニュー

おおば比呂司というと、みなさんは何を思い出しますか?

子供のころから親しんだ絵本はもちろん、「おたべ」や「南部せんべい」、北海道なら「わかさいも」といった、ふんわりしたユーモラスなイラストの包装紙が思い出されます。

私はだんぜん、ほていの「やきとり」! 昔から飽きない缶詰の名品ですな~

おおば比呂司は北海道・札幌出身で、今年は没後30年を迎えます。しかも、今年は北海道150年!ということで、二つの節目を記念したメニューがホテルオークラ札幌のレストランで提供されることになりました。

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たとえばこのような、輪切りの鮭(トキシラズ)をメインにした豪快な一皿は、中国料理「桃花林」の記念メニュー。おおば比呂司は鮭の絵本も書いていて、読んでみたら食べたくなりそうな料理です。

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レストラン「コンチネンタル」のランチコースより、「エルテンスープ」。おおば比呂司が晩年にすごしたオランダのメニューで、グリンピースや根セロリなどを使ったさわやかでコクのある一品。

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日曜限定のブッフェには、オランダ名物のコロッケ「ビターバレン」も登場。

おおば比呂司「味のある旅」と題した各レストランのメニューの数々は、このように、おおば比呂司の愛したオランダや、北海道らしい鮭の料理など、これまで描かれた絵の題材が生かされています。

今回のフェアを記念してご登壇いただいたのは、おおば比呂司のご子息・画家の大場伸之さん

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1982年に美大を卒業、オランダに留学しようとしたところ「俺も行きたい」と、父・おおば比呂司と母も同行、つまり一家でオランダ・アムステルダムに移住したという話。

4年間をオランダで暮らしていた大場さん一家がよく訪れていたのは、実は「ホテルオークラ・アムステルダム」だったそうです。

当時ご家族と親交を深めていたのは米谷支配人、その後でアムステルダムに赴任されたのが、現在札幌にいらっしゃる宮崎誠社長だっというご縁。

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札幌出身のおおば比呂司が、晩年にはオランダでホテルオークラとつながり、没後30年にこのような機会を迎えたことは決して偶然ではないのです。

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会期中、「桃花林」の横では、おおば比呂司の特設ギャラリーもありますので、ぜひ合わせてご覧くださいね。

もう一つのフェアは、北海道150年記念「北海道味紀行」と題し、道内の各市町村の食材や、すぐれた産品を活かしたコースを三つのレストランで展開。

この7月から総料理長になったばかりの中井茂義さんには、試食会で味わえるメニューをご紹介いただきました。(先ほどのおおば比呂司メニューも同様)

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こちらは、「桃花林」のディナーに登場する「辛い麻婆茄子のあんかけ炒飯」。

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炒飯には北海道が誇るお米「ゆめぴりか」を使用。しかも、麻婆茄子に使われている唐辛子は、ハバネロの20倍もあるとか! それでいて、ホテルの中国料理なので「激辛」というより「旨辛」で、あとでじんわりと辛さが伝わりヤミツキになりそう。

ユニークなのは、サッポロビール「ヱビス プレミアムブラック」を使用したパウンドケーキ。

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かなり濃厚で、ちょっと昭和も感じる懐かしい味わい。こちらはラウンジ「プレシャス」でいただくことができます。

北海道命名150年と、おおば比呂司没後30年という節目は、「食いしん坊で、人に食べさせることが好きだった」というおおば比呂司にならって、美味しく食べて大いに楽しんでくださいね

「北海道味紀行」

おおば比呂司「味のある旅」

期間:2018年8月1日(金)~31日(金)

場所:ホテルオークラ札幌 (レストラン コンチネンタル、中国料理 桃花林、きょうど料理亭 杉ノ目、ラウンジプレシャス、バーオークラ)

なお、おおば比呂司没後30年記念の展示は、以下の3か所でも開催します。

「おおば比呂司 癒しの世界」展

 札幌市資料館 8/14~9/9

 北海道庁赤れんが庁舎 8/14~9/9

 札幌三越 8/14~8/27

 ホテルオークラ札幌(上記)

3か所回るとプレゼントがもらえる、スタンプラリーもありますので、ぜひチェックしてみてください。

(編集長)http://twitter.com/yukikoyagi/

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