思い出のパワースポット
『北海道生活』51号が、本州に引き続き北海道でも発売になっています。
今回の特集は、北海道のいわゆる「パワースポット」。私が一番印象に残っているのは遠軽町の「山彦の滝」です。
駐車場からはわりと近いので、子供やお年よりでもゆっくりなら行けるはずですが、正直、ほとんど整備されていない足元にはとても注意が必要です。
基本的に踏み分け道な上、台風によるものであろう倒木が行く手を塞いでおり、倒れた木の下を這いつくばって通り抜けなくてはならない場所もあるなど秘境感満点。。。
しかも真っ先に目に飛び込む↓この看板。
山には先客のおじさんが一人。完全装備で「リーン、リーン」と、大そうよく通る音がする熊除けの鈴をつけています。
そのおじさんの鈴の音が遠ざかっていくのも、またひときわ心細く。
本当はまわれ右して速攻帰りたい気持ちでしたが、この状況下に逆にテンション上げてる気配のカメラマンA氏に 「やっぱ帰りタイ」と言い出せずについて行きました。
でも、滝が見えてくるとやはり感動~!
滝が真東を向いていることから、後利益が深いと地元の人に信仰されているそうです。
私のアイフォンカメラには全景は入らず。ナナメっていますが。
全長28メートルの高さから真ストレートに水が落ちており、今すぐ飛び込んで滝行ができそうな(しないけど)印象的な滝でした。
ぐるりと裏側に回って裏から滝も見れるので「裏見の滝」とも言うそうです。
気を良くして、さらに500メートル先にあるという「鹿鳴の滝」も目指したのが運のツキ。
この地図によると500メートル先にあるはずなのですが、山道を行けども行けども、水の音はすれども滝はなく。。そしてだんだん足場がなくなってゆき、山の中ですっかり道に迷い、本気で遭難しそうになって引き返してきたのでした。
↑風雪が造ったであろう木のアーチをくぐるカメラマンA氏。
このときはまだ写真撮る余裕ありましたが、最終的には、数年前に冬のニセコアンヌプリで強風に吹かれながら行ったレルヒさん撮影以来の恐怖体験に。
道には迷うわ、熊は出そうだし、道はすべりやすいし今にも滑落しそうだし。あろうことか迷ってるうちに次の取材時間がガッツリ迫ってるではありませんかっ アポに遅刻するとか編集者として滑落以上の恐怖
いろんな恐怖心からワーワー 喚きながらついて行く私に向かって、Aさんの背中が
「うっせーな」
と静かに語っていたのでした
(kana)
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 大丸デパートのなつぞら展(2019.06.10)
- 花スポットの小さい春(2019.05.30)
- おみやげもらいました。(2019.04.08)
- スプラウト生活続行中。(2019.03.18)
- スプラウト生活始めたい!(2019.02.12)
コメント