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2012年2月13日 (月)

「南極宇宙料理人」の写真展

「北海道生活」2011年3-4月号で幻の魚イトウの写真と知床の写真を提供してくださった、写真家の阿部幹雄(あべみきお)さんの写真展に行ってきました。

場所は、雪まつりが行なわれていた大通公園のすぐそば、「富士フィルムフォトサロン」です。(~2月15日まで)

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「剥き出しの地球 南極大陸」という写真展で、阿部幹雄さんが地質学者とともに南極の果てまで行って撮影した写真の展示です。

南極……というと、映画「南極料理人」を見たことのある人は、ペンギンもいない厳寒の最果ての地を想像すると思いますが、阿部さんたちのすごいところは、基地ではなくそれより先の、人類が足を踏み入れていないところへ80日間テントで泊まりながら動いていくという、まさに命がけの調査でした。

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ですからその写真はどれも、人類が今まで見たことのない、さいはての風景。

阿部さんはプロの写真家ではあるのですが、これらは単に「寒いところに行って写真を撮りました」というレベルではありません。

3度に渡り、南極観測隊隊員として南極で過ごした経験から、隊員の命まで守るような、健康管理・カウンセラー・ガイド役のようなことまで果たしているのです。

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「札幌は暑すぎる」と半袖を着ていた阿部さん。外は氷点下の大通公園だというのに、「外で写真撮ってもいいですよ」と笑っていました! 実際に南極で着ていた服(装備)のとなりで写真を撮らせていただきました。

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そして、阿部さんのもうひとつの新しい顔が、「南極宇宙料理人」。数十種類におよぶフリーズドライの料理を仲間の方々と開発したのです。

南極基地より、さらにさいはてのテント暮らしで、命はもちろん精神状態まで管理するのに必要なのは「美味しい食事」。

それも、日本で食べるよりも美味しいというレベルではないといけないと阿部さんたちは徹底研究。

そうしてつくられていった美味しい南極食は、その後、宇宙食として宇宙飛行士の生活まで豊かにすることができたのです。最近の宇宙食は、刺身や海鮮丼まであり豪華になったとテレビでも紹介していましたが、まさにその仕事だったんんですね。

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この、宇宙食にもなった南極食のフリーズドライも販売されていたので、さっそく買ってみました。

猿払村産のホタテの刺身、マカロンのように軽いのですが、水をかけて3分であら不思議……

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モチッとしたホタテの刺身になってしまいました!

ふだんの食事に全然使えるのと、とても軽いのでキャンプに持っていったり、非常食に入れてもいいかもしれませんね。

(編集長)http://twitter.com/yukikoyagi/

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