映画「プライド」舞台挨拶を取材してきました!
井上雄彦さんの「リアル」、よしながふみさんの「大奥」、すえのぶけいこさんの「ライフ」など…、気になる漫画の新刊が出ると、漫画喫茶に行ってチェックするのを欠かさない隠れ漫画ファン(?)の私。
そんな私が最も愛してやまない作品が、一条ゆかりさんの「プライド」です。
何度読み返しても面白いので、全巻買いそろえて大切に保管しているほどのお気に入りの「プライド」が、一条先生のデビュー40周年を記念して映画に!!
この情報を入手した私が、いち早く試写&舞台挨拶取材のお仕事に名乗りを挙げたのは言うまでもありません。
そして、先日、待望の取材に行って参りました!
試写会会場は、満員御礼の大盛況。
まだかまだか、と期待が高まる私の前に、
史緒役のステファニーさんと、萌役の満島ひかりさん、「デスノート」や「あずみ2」「就職戦線異状なし」などの映画でおなじみの金子修介監督が登場しました!
舞台挨拶では、ステファニーさんがテーマソング「プライド~A Part of Me」の生歌を披露。
迫力の大声量で歌い上げてくれました。
映画の中と同じように、情感たっぷりに歌い上げるステファニーさんに、
同性ながらホレボレする私。
映画の中ではお嬢様の史緒を演じて落ち着いた感じだったステファニーさんですが、
トークでは、明るくあっけらかんとしたイマドキの若い女性らしい面も見せてくれて、ますますファンになりました!
映画の方は、
オペラという華やかな世界を舞台にしたお話で、なおかつ史緒も萌も才能溢れる歌手、という設定の漫画なので、演じられる役者さんはいるのだろうかとか、一体映像化されたらどうなるんだろう、見る前までは少し不安な気持ちがありましたが、
台詞や設定も本当にほとんど漫画通りで感動!
5オクターブの声域を持つという注目のシンガーである史緒役のステファニーさんはもちろん、現在は女優として確かなキャリアを重ねている萌役の満島ひかりさんも「Folder5」で活躍されていたとあって、歌のシーンは想像以上に素晴らしかったです。
オペラシーンこそ最終的には吹き替えを選択したようですが(でも練習を重ねていたそうです)、
それ以外のシーンでの二人の歌の数々はまさに、鳥肌モノです。
ステファニーさんは、この映画が演技初体験とあって、
演技の面ではハラハラするようなシーンもありましたが(笑)、
その分、歌声の美しさは奇跡的。
「NANA」での劇中歌から、見事押しも押されぬ歌姫へと上り詰めた伊藤由奈さんのように、
ステファニーさんもこの映画をきっかけに、シンガーとして大きく羽ばたくことになるのでは…!という期待を抱かせてくれる、圧巻の歌声でした。
そして、満島ひかりさん。
この方、演技力がものすごいです。
ものすごくクセがあって、ものすごく難しい台詞やシーンのオンパレードな萌という役を、
あそこまで見事にこなした満島さん。
萌のイメージにも本当にぴったりで、この人をキャスティングしてくれて良かったと、
いちファンとして強く強く思いました。
彼女は、「演技派」の名を欲しいままにする存在になって行くであろうことは間違いないと思います。
一条ゆかりさんの原作ファンならずとも、多くのかたがハラハラドキドキしながら楽しめる映画だと思います。
札幌ではユナイテッド・シネマ札幌で1月17日(土)より公開。
ぜひチェックしてみてください!
(C)2008プライド製作委員会
■上映時間 126分
■公開日 1月17日
■公開劇場 ディノスシネマズ旭川
~物語のあらすじ~
容姿端麗で音楽の才能にも恵まれ、さらにお嬢様として何不自由なく成長した史緒(ステファニー)と、酒浸りの母との貧しい生活の中で何とか学費を捻出し、二流の音大に通う萌(満島ひかり)。
1枚のオペラのチケットをきっかけに知り合った二人は、「オペラ歌手」という共通の夢によって引き寄せられ、ライバルとして熾烈なバトルを繰り広げていく…
どんなときにもプライドを失わない史緒に対して、成功のためには手段を選ばず、プライドをかなぐり捨てて生きる萌。
相反する生き方だけど、同じ夢に向かって歩く二人が一緒に歌うとき、奇跡の歌声が生まれる!
(編集SH)
| 固定リンク
「映画」カテゴリの記事
- 映画「チョコレートドーナツ」(2014.05.23)
- 「魔女の宅急便」主演・小芝風花さん来札インタビュー(2014.02.05)
- 映画「大統領の料理人」上映中!(2013.12.04)
- 映画「スペック」 戸田恵梨香さん&加瀬亮さんインタビュー(2013.10.30)
- 「SAPPOROショートフェスト2013」開幕!(2013.09.11)
コメント